Python の変数について詳しく説明します。
変数はデータを保存するための「箱」のようなものと考えることができます。この「箱」には名前が付いており、データにアクセスしたいときはその名前を使います。Python では、変数を定義するための特別な宣言や型の指定は不要です。
Python で変数を作成するには、変数名を選び、=
を使って値を代入します。
x = 10 # 整数型の変数
name = "John" # 文字列型の変数
if
, else
, for
など)は変数名として使用できません。user_name
、item_list
)。Python は動的型付け言語です。これは、変数の型が実行時に決定されることを意味します。変数の型を知りたい場合は、type()
関数を使用します。
x = 10
print(type(x)) # <class 'int'>
y = "Hello"
print(type(y)) # <class 'str'>
変数に保存されている値を参照するには、変数名を使用します。また、新しい値を代入することで変数の値を更新することもできます。
x = 10
print(x) # 10
x = 20
print(x) # 20
Python の変数は、実際にはメモリ上のオブジェクトへの参照(ポインタ)として動作します。つまり、変数はデータそのものではなく、データが保存されているメモリのアドレスを指しています。このため、リストや辞書などの複合データ型の場合、複数の変数が同じオブジェクトを参照することがあります。
この概念を理解することは、Python でのプログラミングにおいて非常に重要です。
以上が Python の変数に関する基本的な情報です。