データ型ってなに?

Python のデータ型について詳しく説明します。

Python の主なデータ型

1. 整数型 (int)

整数を表現するための型です。例: 5, -3, 1000

x = 10
print(type(x))  # <class 'int'>

2. 浮動小数点数 (float)

小数を表現するための型です。例: 5.5, -3.14, 0.001

y = 3.14
print(type(y))  # <class 'float'>

3. 文字列 (str)

テキストデータを表現するための型です。ダブルクォート(")またはシングルクォート(')で囲みます。

name = "Python"
print(type(name))  # <class 'str'>

4. リスト (list)

複数の要素を順序付けて格納するためのデータ型。[]を使用して定義します。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
print(type(fruits))  # <class 'list'>

5. タプル (tuple)

リストと似ていますが、一度作成すると変更することができません。()を使用して定義します。

colors = ("red", "green", "blue")
print(type(colors))  # <class 'tuple'>

6. 辞書 (dict)

キーと値のペアを格納するデータ型。{}を使用して定義します。

person = {
    "name": "John",
    "age": 30
}
print(type(person))  # <class 'dict'>

7. 集合 (set)

重複しない要素のコレクション。{}を使用して定義しますが、キー/値のペアではありません。

animals = {"cat", "dog", "elephant"}
print(type(animals))  # <class 'set'>

8. ブーリアン (bool)

真または偽のいずれかの値を持つデータ型。TrueまたはFalseの値をとります。

is_active = True
print(type(is_active))  # <class 'bool'>

注意点

  • Python は動的型付け言語なので、変数の型は実行時に決まります。
  • 同じ変数に異なる型のデータを代入することができます。
  • データ型を変換するための関数も提供されています(例: int(), float(), str()など)。

以上が Python の主なデータ型に関する基本的な情報です。これらのデータ型を理解することで、Python でのプログラミングの基礎がより深まります。

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